エルセの仕組み

Construction

エルセは、セラミックスの摩擦によってカチオン化された水を生成し、それを流すだけで不純物の除去やスケール予防・防止ができます。

エルセは
セラミックスの摩擦で
水の機能を高まる製品です。

エルセとは

セラミックス同士の摩擦によって、水の性質を変化(カチオン化水)させる水処理装置です。内部に封入したセラミックス粒に水が触れることで微弱な電磁気的作用が生じ、水の浸透力や洗浄力を高める仕組みです。

配管のスケール付着や赤水の発生を防ぎ、家庭から企業・施設まで幅広い場所で使用されています。

化学薬品を使用せずに、環境への負荷が少ない製品です。水そのものの性質を改善することで、家庭や商業施設など、さまざまな現場で手軽に導入でき、配管の保全や洗浄効果の向上など、多岐にわたり【エルセの効果を実証】しています。

エルセの構造

エルセは、耐久性に優れたSUS304製の円筒状容器内部に直径1~3mmのエルセセラミックス粒を封入し、上下に流出防止ネットを設置したシンプルな設計です。水を下部から送り込むことでセラミックス粒が流動し、摩擦や衝突によって発生する微弱な電磁気的作用(電気二重層)を利用して水の機能を向上させます。適正な流速(例:2mm粒の場合5~7cm/sec)を維持することで、セラミックス粒の表面に付着物が発生せず、効果的な不純物除去やスケール防止が実現されます。また、エルセは水質に応じて複数の機種が用意されており、必要に応じて濾過設備などの付帯設備を追加することも可能です。

粒状焼成セラミックスの物性値
  • セラミックスは主成分がケイ素,アルミニウム,カルシウムの酸化物であり,カオリナイト系鉱物の一種
  • 比表面積平均は1m2/g以下であり,内部が外表面より大きい

活水器(容器の構造)

容器はシンプルな構造になっています。

  • SUS304使用(ステンレス製)
  • 上下のフランジにパッシブメタル使用
  • セラミックスの流出防止ネット

セラミックス(エルセ)の物性

  • 自然石100%(特殊な自然石を使用)
  • 約1200℃で焼成
  • 吸水率0%(非吸着性)
  • 比重2.6
  • モース硬度6.8(水晶位)
  • 表面ガラス質
  • 5ミクロンのパウダーを造粒・焼成し1~3mm程度の粒に加工

セラミックス界面動電処理部

エルセセラミックスと水が接触する部分を設けることで、適切な条件下で接触することで、微弱な電磁気的作用が発生します。その結果、水分子の浸透力や洗浄力が高まり、配管や設備への汚れやスケールの付着を効果的に抑制します。

水の性質変化(界面活性)

セラミックス粒の衝突と摩擦で電気二重層が形成され、水の機能を向上させます。

  • 界面活性力の向上
  • 酸化抑制力の向上
  • 溶解力の向上

水道水の水流でセラミックスが流動・衝突・摩擦

容器はシンプルな構造になっています。

  • SUS304使用(ステンレス製)
  • 上下のフランジにパッシブメタル使用
  • セラミックスの流出防止ネット

セラミックス(エルセ)の物性

  • 自然石100%(特殊な自然石を使用)
  • 約1200℃で焼成
  • 吸水率0%(非吸着性)
  • 比重2.6
  • モース硬度6.8(水晶位)
  • 表面ガラス質
  • 5ミクロンのパウダーを造粒・焼成し1~3mm程度の粒に加工

セラミックス界面動電処理部

エルセセラミックスと水が接触する部分を設けることで、適切な条件下で接触することで、微弱な電磁気的作用が発生します。その結果、水分子の浸透力や洗浄力が高まり、配管や設備への汚れやスケールの付着を効果的に抑制します。

水の性質変化(界面活性)

セラミックス粒の衝突と摩擦で電気二重層が形成され、水の機能を向上させます。

  • 界面活性力の向上
  • 酸化抑制力の向上
  • 溶解力の向上

エルセの仕組み

セラミックスには、吸着やイオン交換機能はありません。水を通すことで、水分子が構造化し浸透力の向上した水になり、水が持つ本来の機能を引き出します。セラミックスは流動するため、表面に付着物が発生して水が機能化しなくなることはありません。

水流でセラミックスが流動・衝突・摩擦

  1. 電気二重層
    水流とセラミックスボールとの界面に電気二重層が形成。水側がプラスに帯電し、電気的作用を与える。
  2. 局所発熱
    セラミックスボール同士の衝突・摩擦。セラミックスボールの表面と内部で微細な温度差が発生。
  3. 温度差による表面→内側の電流発生
    温度差によってごく僅かな電気的エネルギーによって水の構造が変化して水が本来持っている機能を高める。

通常の水

エルセ処理水

カチオン

電子方向

水素結合

カチオン化水の推定原理

カチオン化の原理は、一言でいえば「水とセラミックスの接触時に発生する微弱な電気エネルギーを活用して、水分子をプラスに帯電させる」というものです。これによって、スケール・汚れ防止や洗浄力を向上させます。

なぜ水がプラスの電荷を帯びるのか?

  1. セラミックスとの摩擦・衝突
    セラミックス粒同士が水の流れによってぶつかり合うと、その表面で電気二重層が形成されます。このとき生じる微弱な電磁気的作用が水分子に影響を与え、プラスの電荷を付与します。
  2. ゼータ電位の働き
    セラミックス粒はゼータ電位(約-12mV)を帯びているため、水分子が相互作用する際にプラス電荷をやり取りします。これが水をカチオン化(正電荷化)する主要な仕組みです。
  3. 水の物理的変化
    カチオン化が起きるのは、あくまでも物理的な変化によるものです。化学物質を加えるわけではなく、セラミックスとの摩擦や衝突による分子レベルの調整で水の性質を高めています。

エルセ水の抗酸化作用

2005年4月から宮崎大学医学部との共同研究において、エルセで処理した水には抗酸化能が付与されていることが確認されました。この研究成果は、2006年3月28日に群馬県で開催された第83回日本生理学会で、宮崎大学医学部の丸山眞杉教授によって発表されています。

酸化ストレスがさまざまな疾病の発症や進行、悪化に大きく関わることが解明されてきています。エルセの活性水はビタミンCと同様の抗酸化作用を持つ可能性があるため、皮膚の老化やメラニン色素の沈着を防ぐ効果など、酸化ストレスへの影響について引き続き大学や医療機関と共同研究を行っています。